Rapha Prestige KAMIKATSU

CICADA UNITEDというチームは何を隠そうRapha Prestige(当時はGentleman’s Raceと呼ばれていた)に出るために、お揃いのジャージを作るためにできたチーム。初回はなんとそのジャージが間に合わず、助っ人混じりの急造チームで、ジャージも借り物で出場したのだけれども、その後ジャージもできて今みたいな感じでゆるくスタートしたのがチームの始まり。
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※この時乗っていたのはフレーム取り寄せてDi2のキット取り寄せて自分で組んだGraphitedesignのZANIAH。そう、今回はこの時と同じバイクで走ったわけです。

※この時のメンツは左からピナチョ、koganei3、わたくしODEN、富永さん、鎌野さん(右お二人はベテランのブルベライダー)。

そんなわけでチームの歴史に深く紐付いたRapha Prestige、チームとしては小国以来となる参加となったRapha Prestige KAMIKATSU。

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今回はこんなメンツでした。(写真左から順に)

  • スケさん:チームの名番頭。この人いないと何も始まらない終わらない。
  • セルゲイ:リア充。わりといい年なのに未だにチームの末っ子キャラ。そしてほんとに末っ子。ガーミン捨てろ。
  • オデン:0.1t。
  • agohki:新加入。蝉メンバーとは古い馴染みの関西人。Prestigeは初参加。
  • ギョ:蝉に歴史の重みとギョーカイ知識をもたらす重鎮。蝉楽校の先生。

今回のPrestigeの様子はInstagramのハッシュタグ #RPKamikatsu で他のチームも含めて見ることができる。是非チェックを。

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結論から言うと今回よく絡んでもらったTeam Rueda NAGOYAさんのおっちこと落合さんのブログとほぼ、というか完全に一致なので詳細はそちらにお任せしようかと。

チームとしての反省点はただ1点、せっかく引いてもらった悶絶・絶景・雰囲気すべてヨシのルートを完走できなかったこと。これに尽きる。そういう意味では今回我々のライドは未完だったわけで、いつかまた戻って来なければならないなとちょっと真剣に思っていたりする。

なお、個人的な反省点はそれとは別にかなりある。

  • 時間管理してなかった。まぁ〜走れるだろ、くらい。舐めるなと。
  • トラブル対応を勘案した上での脚力不足。
  • ルート認識不足。宿を通るルートで物資の再補給が可能だったのだが、気がついたのは直前だった。知ってれば精神的に大分楽だった。

まぁそれは置いておくとして、今回のこのブログのテーマは、完走していないとはいえ我々がこのライドを全行程を含めて如何に楽しんだのか、ということにしたい。そしてそれをまだ参加していない人、もう1度行ってみたいと思っている人に送りたいと思う。

1.旅 Journey

Rapha Prestigeは旅だ。主催のRaphaが語る通り、この国にはまだ見たこともないルートが星の数ほど存在している。特に我々のような街の自転車乗りにとってそこは夢の世界だ。車はおらず、自然に溢れ、タフで、美しく、思わず写真を撮り過ぎてiPhoneのバッテリーがなくなりそうになる、そんなルートだ。行って帰ってくることだけでなく、その「間」をも楽しむこをと旅と定義するならば、ライド以外の部分も含めたPrestigeというイベント自体が旅だろう。
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旅にはうまい食事と道連れが必要だ。そういう意味で今回宿泊した「山の楽校・自然の宿あさひ」は最高のロケーションだったと思う。学校を改装した宿泊施設で、合宿のように過ごすことが出来た。ちょうど隣室だったRuedaの面々と一緒に、思わず前日にも関わらずビールが進んだのも致し方ないところだろう。要するに前日からめっちゃくちゃ楽しかった。
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同じ旅といえば、我々よりは近いとはいえ琵琶湖からやってきたチームビワコグマのトラックはとにかくかっこよかった。

弊チーム主宰のヒゲパーマへのリスペクトにより、手作りジャージにわざわざピンバッジ(無理やりもらって頂いた)を付けてもらったりして恐縮する他無い。というかシンプルに嬉しい。蝉一同感謝するとともにテンション上がりました。

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2.ライド Ride

Rapha Prestigeといえばライド。グラベルを含む150km弱3800m Upの道のりを(ほぼ)日没までに走り切る、それがシンプルなミッション。既出の通り今回我々はミッションインコンプリートで終わってしまったが、 その分ただひたすらに景観と辛さとを楽しんだ。
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黄昏のトンネル後。この先で足切り。

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Prestigeはライドがメインのイベントではあると思う。ただ足切りをひたすら気にして脇目もふらずに進むイベントではない、とも思う。寄り道を決して勧めるわけではないが、ルートがなぜそうなっているのか?と作成者の意図を考えながら進むことも1つの楽しみ方だろう(ちなみに受け売り)。もちろんその上でロングライドのお約束は最低限守りつつ、走り切る運(敢えて運と呼ぶ。我々は走力だけが自転車だとは思わないので)があればもっとよいなと。

ちなみに最初にも書いたが走りきれなかったことは褒められたことでもないし、個人としては悔しいのです。むしろ自分に驚いていると言ってもいいかも。そういう意味でもEye-openingなライドだったなぁ。

ロングライドのお約束(1つ目以外はちゃんと出来てたのは良かった)

  • 下調べは念入りに(今回これがまったくできてなかった。反省)
  • チューブの予備は多めに。1人2本x5人で10本。今回7回使って残り3本。途中で宿に戻って補充したほどw
  • ルートや時間によっては大休憩できない事態に備えて補給食だけで走り切る準備を
  • 休憩は最小限に。登りではなるべく足を揃える。(これは作戦次第だけど、1番遅い人に時間が会うのがチームライドなので)
  • 下りで事故らない(ガレた下りは特に慎重に)

3.パンク Flats

パンクは時の運。たまたま今回は女神様に大いに愛されてしまった。修理だけで90分くらいのロスだろうか。修理以外は5分を越える休憩はほぼほぼ取ってなかったので、これが丁度良い足休めになった。

ただ次はチームで誰か1人pdwの忍者ポンプとボンベ3本〜4本は持って行こうと思った。それだけで大分時間短縮になり、かつ疲労も抑えられるので。(pdwのニンジャポンプについてはこちら。ボンベで一気に入れ、最後ポンプで上げるということ。)

今回パンクキングを戴冠したスケさんは、同時に最もこのライドを楽しんだ人でもあるのだ。

蝉フラットスコア

1位 5回 スケさん

2位 1回 おでん

2位 1回 セルゲイ

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4.人 Friends

旅、ライド、パンク、ときて最後はやはり人。今回も様々な出会いに彩られたPrestigeだった。
関西開催ということもあり、普段関東で走っていて出会う機会がなかなかない人達との再開がうれしい。僕個人的にはNAHBS2016からの再会だったビワコグマ石津さんやTKCツアーズの面々、Urk氏とは初回の野辺山以来か? ほんとに久しぶり。そして僕のレース時代を知っているオーベストの和田さん。

自転車で生まれた人の縁が、他の縁を巡ってまたPrestigeという分岐点で交わる。不亦楽乎。

月並みだがRapha Prestigeを実現してくれた全ての人と、走らせてくれた上勝町に感謝して筆を置く。またいつかのPrestigeで出会う日を楽しみに。

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