いただきます
2006/01/22 Leave a comment
毎日MSNの記事。
給食費を支払っているのだからいただきますと言わせるな、という母親の投書はまぁネタだとして、こういう議論ってあるんだなぁ、というお話。
両手を合わせるいただきます、確かにやってたなぁ。子供のころ。でも両手を合わせるのは誰かの家に遊びに行った時かなんかの時だけだった記憶も。学校では確か特に強制はされてなかったと思う。うちの家はいただきますは言うけど、別に手はあわせてなかった。
ちなみに全員そろわないと食べ始めないってのも、実は家庭ローカルルールだと知ったのはしばらく経ってからだった。アイルランド留学時代はお皿が来た人から普通に食べてたし、日本でもそうでない家庭もあった。
要するにその家のマナーをどう教育するか、という話だと思うのだが、「いただきます」、「ごちそうさま」に関してはマナー=ルールみたいなもの、と言うよりは、言った方が自分も気持ちがいいから言っているような気がする。吉野家でだって「いただきます」はあまり言わないけど、「ごちそうさま」は言うし、お会計の合図にもなるしね。お店の人も「ごちそうさま」って言われた方が、心から「ありがとうございました」って言えるのじゃないだろうか。
もう1つ、この記事のポイントの「おはようございます」といった挨拶にも通じる話、というのはいい視点だと思った。「いただきます」「ごちそうさま」を言うのが苦手な人は、たぶん「おはようございます」も苦手だと思う。
最近の子供は・・・とか、最近の親は・・・、という話は言われた方からするとうるさいだけでなんの提案にもなってないのでどうでもいいのだが、お互いに気持ちのいい言葉はなくさない方向で行くのがいいんではないかなー、と思う。自分もたぶん周りの人がやってて自然に身についたんだと思うので、適当じゃなくて自分もちゃんと言えるように気をつけてみよう。
「いただきます!」
「ごちそうさま!」
※ちなみにこれを書いてて、吉祥寺のVillage Vanguard Diner に言った時のこと、帰る時に「ごちそうさま。おいしかったです。」とたまたま感想を述べたところ、店員さんに「おいしい頂きました~!ありがとうございます!」と全員から激しく反応され、えらい恥ずかしかったけどものすごく気持ちよかったのを思い出した。
やっぱ言った方が気持ちがいい。間違いなく。