DVR-DT90で録画したDVDをPCで再生
2006/01/05 Leave a comment
DVR-DT90でHDDに録画したデジタル放送はCPRM対応DVD-RW、DVD-Rに1回だけ「ダビング」することができる。1COPYのみ許可されているのでダビングするとHDDからは消去される仕組みだ。このへんはハードウェアの業界がコンテンツ側(この場合は放送局)の要望に沿った仕様で作っているから実現可能なわけで、PCにおける状況とはだいぶ状況が異なる(ただし1部こういった仕組みに対応していないなんでも録画できてしまうDVDレコーダも存在する模様)。
コピーワンス(1回のみ複製可)に関しては、従来のVHSビデオ録画時代に比べて厳しすぎ、視聴者のデジタル放送の自由な視聴を著しく制限している、という意見も強くあるようで、いま総務省あたりで検討課題になっているようだ(と、いうことでもし変更が実施されるとしても少なくとも数年先になることは間違いない)。
さて、我が家のDVR-DT90もそういったHWだ。DVDへのダビングにはVRモードとVideoモードの2種類が用意されており、コピーワンスのデジタル放送はVRモードでダビングする必要がある。Videoモードはアナログ放送用ということになるが、我が家はBS/CSもデジタルなためほぼ出番がない。ただしVideoモードだと他のDVDプレーヤでも見られるという利点がある。この意味ではVRモードでしか録画できないデジタル放送は、前述のようにかなり自由度は低いといえる。
VRモードでダビングしたDVDは結局DVR-DT90以外の通常DVDプレーヤでは再生できないということになるが、PCでは1部再生可能だ。DVDソフトがCPRMに対応していれば、PCでも再生することができる。
ただ試してみたところではCPRMに対応したDVDソフト(PowerDVD)とPioneer製ドライブの組み合わせでは再生することができたが、同じソフトでもドライブがLATITUDE D600付属のコンボドライブだと再生不能だった。D600のコンボドライブでは「CPRMに対応したPioneer製ドライブで再生可能」とのメッセージが表示されており、ドライブごとにキーが発行されているCPRMの仕組みが図らずも体感できた感じだ(ちなみにPowerDVDは上記のLogitecの外付けDVD-RWドライブの付属ソフト。中のドライブがPioneer製なのです)。
うちはPioneer製ドライブは外付けのため、持ち歩けるラップトップで視聴できないのは正直残念。こういうところを総合して考えると、デジタル放送の録画に関しての本命は容量を考えても「次世代DVD(HD DVDかBlue Ray)+柔軟化されたコピーコントロール」ということになるような気がする。
※でも現状ではハイビジョンをそのまま高画質でがんがんHDD録画できて大満足なので、基本的には満足度高いのであった。わはは。